ラップタイム・馬キャラ・馬体・血統から激走馬の正体を暴きます。
ウオッカを消しようがなく買い目を増やせない以上、細部の予想精度が求めらる一戦。


週中の過去傾向分析はこちら


【展開想定】
ハナに立つのはエイシンデピュティかキャプテントゥーレ、場合によってはウオッカもありうる。いずれにしても、それほどテンが速くなることは考えづらく、4角→直線入口に当たる7F→8Fでラップが上がり、今年は東京コースらしくきっちり瞬発力を問われる流れになると見たい。Bコース変わり初日となった土曜競馬を見る限り、内の芝が絶好の高速馬場でスタート後すぐに2角となる10F戦だけに、距離損少なくできる内の馬が圧倒的に有利。このことも頭に入れて予想を組み立てたい。



【前哨戦分析】
今夏・秋行われたG2戦と、過去1年に行われた主要G1において、時計水準を勘案したレースレベルから序列をつけたのが以下。

08秋天>08有馬記念>09春天>09京都大賞典>その他


それでは、ここから序列の高い順にレース詳細を見ていこう。

08-11-2天皇賞・秋(G1) 東京10F・良 過去同レース時計水準:1位/6レース
<低速(+0.1)>35.2-46.8-35.2=1.57.2/2.00.0
テン速く中盤がかなり締まった流れで上がりも纏めた好ラップ&好時計。これだけ前傾化すると後ろの組が有利な展開も、上位馬は先団で流れに乗った馬ばかりで次元の違う印象。
①ウオッカ…4角7番手から外を回り差し切った底力&持続力は秀逸。
④カンパニー…展開向いたにしても、4角16番手から差し込んできた底力&瞬発力は優秀。
⑤エアシェイディ…中団で流れに乗り、4角8番手から0.1秒差の持続力&底力は優秀。
⑥サクラメガワンダー…流れに乗り4角9番手から差し込んだ底力&持続力は立派。
⑧アサクサキングス
⑩ドリームジャーニー…『遅』左回りだと内にモタれる。
⑪アドマイヤフジ…厳しい流れを前で捌き、失速。上位の馬とは底力の差。

08-12-28有馬記念(G1) 中山12.5F・良 過去同レース時計水準:2位/5レース
<低速(+0.2)>41.2-38.1-35.8-36.4=2.31.5/2.33.1
テン・中盤とも速く上がりの掛かった前傾ラップ。差し・追込に有利な展開。
③エアシェイディ…中団で流れに乗り、4角7番手から差し込んだ底力は優秀。
④ドリームジャーニー…『遅』4角9番手と展開向いたにしてはそれほど差し込めなかった。底力をそれなりに評価。
⑤スクリーンヒーロー…向正面から動き出し、4角2番手まで捲る強気の競馬。さすがにこの流れでは厳しかったがそこほど負けておらず、持続力&底力とも優秀。
⑪コスモバルク…この距離は長い。10Fくらいの方が。
⑫マツリダゴッホ…行き脚つかず後方から。最初のコーナーでスクリーンヒーローと馬体を接触し馬が怒る。道中も外々を回らされ厳しい展開に。
⑭アサクサキングス

09-5-3天皇賞・春(G1) 京都16F・良 過去同レース時計水準:2位/5レース
<高速(-0.1)>36.4-47.6-38.7-36.6-35.1=3.14.4
例年に比べテンが速い中で、向正面から3角入口に当たる11F→12Fで速くも0.5秒ラップが上がり終いも纏めた好ラップ。持続力に長けた差し馬に最も有利で、前の組には厳しい展開となった。
③ドリームジャーニー…『遅』何とか折り合えた。得意とは言えない距離で3角から動き出し差し込んだ持続力は優秀。
⑨アサクサキングス…先団で流れに乗り向正面から動き出す強気の競馬も、さすがにきつい流れで最後は失速。それでも大きくは負けておらず、底力を評価できる。
⑭スクリーンヒーロー…前走の重馬場での阪神大賞典の反動が出たよう。それにしても負けすぎ。
⑯コスモバルク

09-10-11京都大賞典(G2) 京都12F外・良
<高速(-0.8)>34.6-36.6-36.0-37.1=2.24.3/2.25.5 過去同レース時計水準:2位/7レース
第3ブロックまで過去7年で最も速い前傾ラップ。先行馬崩れの流れで追込が嵌る展開。
①オウケンブルースリ…4角13番手から展開嵌ったにしても差しきった底力を評価できる。12Fのここでも勝負どころでスッと反応しなかったところがあったようで、生粋のステイヤーかも。

09-10-11毎日王冠(G2) 東京9F・良 過去同レース時計水準:5位/7レース
<高速(-0.7)>35.8-35.9-33.6=1.45.3/1.45.9
過去に比べてテンがやや緩み上がりの速い流れ。高速馬場でもあり、ある程度前に位置取らないと間に合わない展開。
①カンパニー…中団の内で流れに乗り、ウオッカを目標にできる有利な序列。それでも4角5番手から最速上がりを見せた瞬発力は優秀。
②ウオッカ…スローの逃げで展開が嵌ったが、最後は勝ち馬の決め手に屈する。秋初戦を考えれば悲観する内容でもないし、57kgもきつかったかも。
⑥アドマイヤフジ…切れる馬ではないので早め早めの競馬も、この流れではさすがにキレ負けした。
⑦スマイルジャック…前半ちょっと力んだ面を見せたにしても、最後は伸びきれず。1F延長となる本番も折り合いが鍵。
⑨ヤマニンキングリー…イライラしていてレース前の消耗が大きかった。久々の長距離輸送と初の58kgも応えたか。

09-9-27オールカマー(G2) 中山11F・良 過去同レース時計水準:3位/7レース
<高速(-1.1)>36.4-36.8-24.1-34.1=2.11.4/2.12.4
前半は一貫した流れで、3ブロック目で一息入れ、上がりの速い流れ。逃げ馬に最も嵌る展開で、差し馬も緩んだ3ブロック目で位置を押し上げられる分、差し込める展開。
①マツリダゴッホ…絶妙のペースの逃げで、展開面だけでなく、高速馬場・小回りと全てが嵌った。器用さが光った。
②ドリームジャーニー…『遅』小柄な馬が59kgでも終いに脚を使えたのは収穫。
③シンゲン…ドリームジャーニーとほぼ同様の位置取りで差のない競馬。右回りでもある程度やれる所を見せた。
⑭エイシンデピュティ

09-8-23札幌記念(G2) 札幌10F・良 過去同レース時計水準:6位/7レース
<高速(-0.2)>35.6-48.9-36.2=2.00.7/1.59.8
コースなりに中盤締まったにしても、上がりの掛かり過ぎた凡ラップ。ペースはそれなりに流れたのに平凡な時計で、過去7年で最低レベル。これだけ上がりが掛かれば、差し馬の台頭できる展開。
①ヤマニンキングリー…先団で流れに乗ったスピード、4角3番手から抜け出した底力&小回り向きの器用さを評価できる。
③サクラオリオン…3角から徐々に位置を押し上げ差し込んだ底力&持続力を評価。内枠でロス無く回れ、展開も向いて恵まれた印象。
⑨マツリダゴッホ…テンに反応せず後方から。今日はこの馬本来の迫力がなかった。次走以降の巻き返しに期待。

09-6-28宝塚記念(G1) 阪神11F・良 過去同レース時計水準:5位/6レース
<高速(-0.2)>34.7-37.0-24.4-35.2=2.11.3
例年並のテン速さも、中盤やや緩み上がりが過去6年で最も速くなった流れ。3~4角にあたる8F→9Fでラップが急激に上がり、ここで置かれることがなかったかが一つのポイント。追込までは決まりづらい流れ&コースで流れに乗れることは必須。
①ドリームジャーニー…『遅』上がりの速い流れ4角10番手から瞬時に抜けた瞬発力は優秀。小回り向きの追込馬のキャラを遺憾なく発揮した。先週の雨の影響でそれほど高速化しなかったことも良かった。
②サクラメガワンダー…3角過ぎから早めに動き4角2番手から大外を回り差し込んだ持続力は優秀。ラップの上がった3~4角でむしろ位置を押し上げた瞬時の反応も目を見張るものがある。
④カンパニー…マイル適正も十分だけにテンに行けたスピードを評価できる。4角2番手からややキレ負けした印象。
⑤スクリーンヒーロー…番手に位置取ったスピードを評価。4角2番手からこの馬もややキレ負けした印象も、復調を感じさせる内容。
⑩アドマイヤフジ…先団で流れに乗りながら3角からズルズル後退。やはり暑い時期は良くないのかも。
⑬コスモバルク

09-6-7安田記念(G1) 東京8F・良 過去同レース時計水準:6位/7レース
<低速(+0.5)>33.4-24.0-36.1=1.33.5/1.33.9 テン猛烈に速く中盤もそこそこの前傾ラップ。時計の掛かる馬場でもあり、前崩れの展開。
①ウオッカ…4角5番手ときつい展開で、且つ、明らかに直線行き場を無くすロスがありながら差し切った底力は秀逸。これだけ強い競馬ができることからも、やはりマイルがベストだろう。
④カンパニー…展開が嵌ったにしても、大外を回り差し込んだ底力は評価できる。
⑨スマイルジャック…『遅』【不】脚が残っていた場面で致命的な不利。参考外。

08-11-30JC(G1) 東京12F・良 過去同レース時計水準:5位/6レース
<低速(+0.4)>36.6-38.0-36.5-34.4=2.25.5/2.25.1 テンの3Fが緩く、さらに4F~6Fは過去5年で最も緩く上がりの速い流れ。前の組が有利な展開。
①スクリーンヒーロー…4角5番手から抜け出した瞬発力と完璧な折り合いは優秀。
③ウオッカ…先団で流れに乗るも、スローの12Fを折り合える気性ではなく脚が溜まらなかった。
④マツリダゴッホ…4角3番手から0.2秒差に粘りこんだ折り合いと瞬発力はそれなりに評価できる。得意とは言えない左回りと瞬発戦でこれだけやれたのは出来の良さを感じる。
⑤オウケンブルースリ…直線坂下でスッと反応できず、最後の最後でエンジンが掛かって差し込んできた。瞬発力勝負には分が悪いよう。
⑧アサクサキングス…瞬発戦では分が悪い。
⑰コスモバルク…外枠で壁を作れず掛かる面を見せた。

08-11-23マイルチャンピオンシップ(G1) 京都8F外・良 過去同レース時計水準:6位/6レース
<高速(-1.1)>34.4-23.5-34.7=1.32.6/1.32.4 G1にしてはテン・中盤とも速くなかった割に上がりのやや掛かった凡ラップで、馬場差を勘案すると、過去6年で最も平凡な時計。上がりが掛かった影響で、決め手のある差し・追込に向く展開。
④カンパニー…【外】テンに行けず後方から。4角13番手から差し込んだ瞬発力は優秀。
⑪スマイルジャック…道中で力みがあり伸び切れなかった。



【見解】
△(1)コスモバルク
今秋はデキが良さそうだし、反則的に有利な最内枠。人気も全くないし拾っておこう。

…(2)スクリーンヒーロー
昨秋のアルゼンチン共和国杯・JCで見せた長距離で折り合い、最後の決め手に繋げられるのがこの馬のセールスポイント。ただ、10Fはやや忙しく脚を溜めきれないし、底力を求められるだけに春天での失速も頂けず。ましてや目標が先にあるだけに、秋初戦のここで仕上げてくる理由もない。

△(3)カンパニー
昨年の秋天は後方待機が嵌ったが、元来、10Fはやや長い印象があり底力勝負となり直線の長い東京コースでは誤魔化しが利かない。OP以上10F戦跡(1,0,1,5)。枠は良いところに入り、それを最大限に活かせる鞍上だけに軽視はできないが、打倒ウオッカとまではパンチ力不足。

△(4)アドマイヤフジ
一線級とのレースでは持ち前のスピードと底力を活かせる小回りコースがベスト。今回内枠でロスのない競馬ができそうで消すまではいかないが、いかにもパンチ力不足で抑えまで。

…(5)ヤマニンキングリー
時計水準低い今年の札幌記念くらいでは、ここでは役不足。

…(6)アサクサキングス
昨年の秋天で0.5秒差、今年の春天は得意な距離で0.9秒差では能力の裏づけは薄い。後に目標とする長距離レースが控えているのに、得意とは言えないこの距離の秋初戦に万全に仕上げてくるインセンティヴもなく、ここは圏外。

○(7)ウオッカ
伝説の1戦となった昨年の秋天勝ちは、ここでも大威張りの内容。秋初戦こそ得意とは言えない上がりの競馬で勝ち馬の決め手に屈したが、今回は中盤締まってくるのは必至で、底力を問われる流れにシフトするのは好都合。枠も良いところに入りスタートも速いのでロスの少ない競馬ができそうで死角が見当たらない。人気でもここは中心視せざるを得ないが、スピードがややありすぎるだけに目標にされる点は付け入ることができそう。

△(8)キャプテントゥーレ
スピード&制御が利き折り合える強みは、確かに小回りコースで威力を増すが、東京コースであっても調教番長の性能を持ってすれば安定した走りができそうで、パンチ力不足と無下に消すのは危険。ここはしっかり抑えておきたい。

…(9)サクラオリオン
来年も洋芝で会いましょう。

◎(10)シンゲン
新潟大賞典で見せた一瞬にして2着馬に3馬身差つけた瞬発力、エプソムカップでの前傾ラップで上がりも纏めた厳しいラップを差しきった底力&持続力と、春時点でG1級と目した実力馬。さらに、適正のない中山コースを秋初戦に選び惜敗と迷彩まで施してくれており、今回がこの馬の生涯において馬券的妙味が最もあるとさえ思われる。全力で本命に抜擢したい。

△(11)スマイルジャック
前走の毎日王冠はスローで掛かり、脚を溜められず。流れの速くなるここなら集中できそうで、人気の盲点になる可能性もありうる。ここは抑えが必要。

…(12)ドリームジャーニー
小回りのスパイラルコーナーを持ち前の瞬発力で押し上げる競馬が真骨頂も、長い直線で良い脚を長く使う持続力には劣る。左回りも得意ではなく、今年の出来の良さから来る過剰な人気を加味すると妙味はほとんどない。消して妙味を追いたい。

…(13)マツリダゴッホ
言わずもがな中山モンスターで、左回りで直線長く、持ち前の器用さを活かせない東京変わりは明らかなマイナス。前走勝ちで妙味も薄いので消しておこう。

…(14)サクラメガワンダー
瞬時に動ける機動力で小回りコースを器用に立ち回れるのがセールスポイントで、直線長いコースの底力&持続力不足は適正外。ここでは手がでない。

…(15)オウケンブルースリ
12F戦の京都大賞典でもズブい所を見せているようなステイヤーだけに、10F戦では追走に苦しみそう。ましてや外目の枠に入り余計に脚を使わされるだけに、ここではノーチャンス。幸い人気にもなっているので、ここは全力で消し。

…(16)ホッコーパドゥシャ
エンジンの掛かりが遅いだけに直線長いコースは適正あるも、外枠でこのメンバーではさすがに荷が重い。

…(17)エイシンデピュティ
低水準時計の宝塚記念勝ちだけでは、誤魔化しの利かない東京10F戦はパンチ力不足。外枠で無駄に脚を使わされるのもマイナス。

△(18)エアシェイディ
レースレベルの高かった昨年の秋天・有馬記念で差のない競馬を演じた性能は疑いようがないも、最悪の大外枠。さすがにこれでは積極的には買えない。



【買い目】
091101東京11R






参考になりましたら、クリックお願いしますm(__)m
競馬ブログ・ランキング
競馬予想のウマニティ
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jairo2.blog108.fc2.com/tb.php/416-79a018a5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
【天皇賞・秋】の予想。過去5年の1~3着馬の血統掲載!血統知識不要で超便利な系統色分け出馬表あります。
2009/11/01(日) 08:56:17 | 【血統フェスティバル】blog
昨日の最終決断、◎フリーダムエアーは1着も相手が 抜け、詰めの甘い予想に。 他の人気馬は何やってたんだ!?と思いましたが、完 全に行...
2009/11/01(日) 12:56:36 | 中山4角先頭
【天皇賞(秋)】東京11R ◎ヤマニンキングリー 過去10年の3着内馬全30頭中、3、4歳の2世代18頭が占める割合は6割。このどちらかが馬券に絡まなかった年は皆無で、顕著な傾向はこのレース自体の位置付けと個性。積み重ねた実績なら年長馬と比べて見劣るものの...
2009/11/03(火) 02:24:41 | お馬の親子