ラップタイム・馬キャラ・馬体・血統から激走馬の正体を暴きます。
中山9Fを一言で表すと”タフなコース”に尽きる。
直線での2回の急坂越え、それでいながら向正面では4mを下るアップダウン。生半可な底力では乗り切れないコースだ。これだけ厳しいコースだと差し馬が台頭できそうなものだが、実際は他場の9Fコースと比べても差し・追込馬の複勝圏内の比率は低い。これは前の組と共に、追走に脚を使わされる後ろの組もバテてしまうということだろう。差してくるにも相応の底力が必要で、京都9Fのように中盤でタメを作って切れる脚で差してくるイメージとは本質的に異なるのが面白い。

各馬の精査は底力の有無を測ることが必要不可欠となるが、中でも、同様に2回の急坂越えを経験できる阪神9Fでの実績は、中山9Fの同コース実績とともに注視すべき点と言える。また、テン・中盤・上がりと全てのラップでクラスの壁が存在するので、クラスなりのラップで勝ち上がってきた昇級馬には相当きつい流れとなる。派手な勝ちっぷりで人気に祭り上げられる昇級馬についても疑って掛かり、そのときのラップをよく精査することが必要。

今回の展開予想。安定した先行力を誇る馬が揃った印象で、中でも(12)ハクバドウジは7Fあたりでも先行できるスピードを持つ。この馬が外から一気にハナを叩くことになるか、これより内の(6)トウカイトキメキもハナにこだわりたいクチで、譲らない可能性もある。
(12)が逃げた場合はスピードある同馬が引っ張るだけに水準以上のテンの速さとなるだろうし、(6)が抵抗するようなら更に激しさを増す。いずれにしても、緩い流れは考えづらいので、底力は必要不可欠なファクター。それに、テンが速くなればなるほど、どの馬もバテて終いに脚が残っていないのは前述のとおりなので、前半の位置取りのアドバンテージが利いてくる。テンのスピードの有無も重要だということになる。

それでは、各馬精査に移ろう。

消(1)ローンウルフ
キレで勝負する差し馬で、京都向き。ここでは適正異なる。

消(4)トウショウゲーム
長期休み明けの初戦でタフなコース。さすがに息切れを心配。

消(6)トウカイトキメキ
前走の阪神9Fは負けすぎで状態面を疑ってしまうし、前に行きたいクチだが同型が速いのでテンに難儀しそう。なにより、底力の裏づけ薄いのにこの人気なら、バッサリでいいだろう。

◎(7)モエレエンデバー
4走前の500万下勝ち(中山9F)は、3歳時点にしてはそれなりに流れたラップで、秀逸の持続力&底力を見せた。中間も入念に乗り込まれており、状態面の心配もなさそう。

消(9)リアルフリーダム
前走の500万下勝ち(中山9F)は、上がりが掛かり過ぎた凡ラップ。この程度のラップ構成では昇級戦では通用しない。

▲(10)ヒシパーフェクト
7走前の同コース1000万下(中山9F)は、中盤緩んだところを捲ってでて持続力見せた。また、3走前の1000万下(東京8F)では前傾ラップを差し込み、底力を見せた。この8Fの厳しい流れを差せた文脈からは9Fへの距離延長は望むところだろう。ただ、やや重い馬場が苦手な印象を受ける戦跡で、凍結防止剤の影響で馬場が重くなるようなら、評価を下げざるえない。

消(12)ハクバドウジ
9F実績なく距離適正は短距離寄りで、底力不足を感じる。

○(13)タイキジャガー
前走の1000万下(中山9F)はスローの流れに泣かされたが、4角で大外を回ってよく差し込んできている。近走、差しが板についてきたが、元来前で競馬していたようにスピードがあり追走に戸惑う心配はないし、前々走の京都9Fでキレ負けした内容を見ると、逆に中山の底力比べの方に適正があるようにも思える。
ただ、夏馬の様相で、冬場はイマイチの可能性があり、その分だけ評価下げた。

△(14)グレースエポナ
前走は出遅れて万事休すで度外視。元来スピードあるし、6走前の同コースで差し有利の流れを前で粘りこんだ底力を見せた。こちらは重い馬場になれば更に浮上できそうで、そのときはもう少し評価上げるつもり。

消(15)タマモビッグボス
9F初距離。距離適正は短距離寄りで、底力不足を感じる。

×(16)デンコウヤマト
ここ2戦は見所ないが、3走前の7F戦での時計優秀。以前は準OPでも戦っていただけに、軽視はできない。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://jairo2.blog108.fc2.com/tb.php/480-891a3630
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
【中山金杯】中山11R ◎マイネルスターリー 相手にとって若干距離短かったとはいえ、G2の安定株ジャミールを3馬身半退け、初重賞を圧勝で飾った函館戦が秀逸。そのレース振り ...
2011/01/07(金) 04:42:08 | お馬の親子