ラップタイム・馬キャラ・馬体・血統から激走馬の正体を暴きます。
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東京12Fはクラスの壁が第2・3ブロックの中盤、及び上がりに現れる。底力、持続力、それに瞬発力をバランス良く求められるチャンピオンレースを行うのに相応しいコース。
先週のオークス同様、後のマイラーも混ざって出走してくるため、テンが速くなる傾向にある。中盤緩んで上がりが速くなるか、中盤から速くなって上がりが掛かるかは年によって異なり、このあたりは過去の傾向と今回の出走馬の特性から推し量ることになる。
1.過去傾向分析

近年は道悪で行われることも多いダービーであるが、今年は絶好馬場を期待できるので、過去傾向分析は良馬場限定で行うことにする。

'10:<高速(-0.6)>36.1-39.0-38.4-33.4=2.26.9
ダービーにしてはテンが落ち着き、更に中盤が大きく緩んで、上がりの速い流れ。馬群が固まりヨーイドンの競馬で究極の瞬発力を問われた。
この年は逃げ馬不在で、前を固めた先行勢も人気薄ばかりで圧を掛けられず、稀に見る緩い流れとなった。
7人気1着のエイシンフラッシュは、古馬になってからどちらかと言うと底力&持続力で勝負するタイプ。この年のダービーで極上の瞬発力を見せたのは状態の良さもあっただろうし、2着のローズキングダムを除いては瞬発力タイプの馬が少なかったのも功を奏したのかも。古馬になってからは長距離でもしっかり成績を残している通り、スタミナ豊富。
5人気2着のローズキングダムは、軽い芝でキレを活かしたいタイプ。この馬にとって最も嵌る展開だった。こちらも古馬になってからは長距離でも結果を残しており、スタミナがある。
1人気3着のヴィクトワールピサは、中山得意の持続力型で、この流れでは完全にキレ負けした。
2人気6着のペルーサは、古馬になってからは中距離で結果を残している。12Fでは息切れしてしまった可能性も否めない。
3人気9着のヒルノダムールは、本質的には力の要る馬場で浮上するヨーロピアン。軽い芝での瞬発力勝負ではキレ負けした。

'08:<低速(+0.8)>35.5-38.1-36.7-36.4=2.26.7
例年通りテン速く、第3ブロックも落ち着くこと無く速い流れで、やや上がりの掛かった前傾ラップ。差し有利の展開。
後にスプリント路線でも活躍する先行馬レッツゴーキリシマがハナを切り、ハイラップの逃げ馬アグネススターチが追う展開ではやはり厳しいラップが刻まれた。
1人気1着のディープスカイは、後方一気の競馬が見事に嵌った。本質的にはマイル~中距離あたりに適正があるが、長距離もこなせる優等生タイプ。
12人気2着のスマイルジャックは、古馬になってからは生粋のマイラー。速い流れで前が引っ張ったので、逆に折り合いに気を使わず不適な距離でも粘り込めたのかも。この年はやや重い馬場で行われたので、後方から切れ味タイプが良さを活かしづらかったのも良かった。
6人気3着のブラックシェルは、スピード寄りの馬でベストは10Fで以下。この馬も後方で我関せずで脚を溜めたのが嵌ったのだろう。
2人気4着のマイネルチャールズは、小回りの中距離がベストのタイプ。瞬発力が不足しており、上位勢には完全にキレ負けした。

'07:<高速(-1.1)>35.8-36.8-37.5-34.4=2.24.5
コース・クラスなりの一貫した流れ。逃げ・差し互角の展開。
3人気1着のウオッカは、中長距離もこなしたが、ベストはマイル。底力の裏付けがしっかりしており、さらに瞬発力で勝負できるタイプ。この年は軽い馬場でキレを活かせたのも良かった。
14人気2着のアサクサキングスは、後に菊花賞を制するステイヤー。長く柔らかい繋が特徴的な生粋の軽い芝巧者。
4人気3着のアドマイヤオーラは、中距離でも結果を残したが本質的にはマイラー。瞬発力を武器にするタイプで、やはり軽い馬場でキレを活かせたのが良かった。


纏めると、
・緩んだ流れでもスタミナをしっかり問われる印象。将来的に長距離を走れる下地があるかの見極めが必要。

・軽い芝になると、瞬発力型や軽い芝巧者がしっかり結果残す。特に長く脚を使う先行馬は展開に左右されないので安定感がある。これに対して、重い馬場で浮上してくる瞬発力に劣るタイプのキレ負けが目立つ。

・厳しい流れになると、底力が突出したタイプが前で踏ん張る形と、後方待機組が瞬発力で間に合わせてくる。後は当日の馬場の軽重で、どちらのタイプによりアドバンテージがあるかが変わってくる。


2.展開予想
ゼロスが単騎で行けるメンバーも、先行勢が強力で一息つけない一貫した厳しい流れが予想される。底力の裏付けがないと乗り切れない。後ろからの組にも不満のない流れも、今年はキレの活かせる軽めの馬場で行われるので、後方から行く馬は瞬発力が明暗を分ける。


3.見解

×(1)スピルバーグ
後方で脚を溜め、持ち前の瞬発力で展開利を活かせる。この人気なら抑えておきたい。

-(2)ヒストリカル
瞬発力はあるが、長くは脚を使えないので、東京コースがプラスとは思えない。

-(3)ゼロス
ハナは切れるが、先行勢が超強力で厳しい展開に。軽い馬場も得意ではない。

×(4)ジャスタウェイ
直線だけで何とかしてしまう切れ味が武器。軽い芝への適性も高く、この人気なら拾っておきたい。

-(5)ベールドインパクト
前走の京都新聞杯は、速い流れを後方から受けて立ち、さらに自身の柔らかい走りでコーナーリングで位置を押し上げる完璧な競馬も、勝ち馬に力負け。さすがに現時点での完成度では見劣り、秋以降の成長に期待したい。

×(6)ゴールドシップ
皐月賞で馬場の悪い内をすくったように、時計の掛かる馬場でパワーを活かすのがベストで、軽い芝では分が悪い。それでも抜群の制御性があるし、能力自体も上で、抑えは必要。

-(7)コスモオオゾラ
さすがにこの軽い馬場ではキレ負け必至。

△(8)ワールドエース
脚質意外に不安材料なし。差し損ねを期待して抑えまで。

-(9)エタンダール
小回りで器用さを活かしたいタイプだし、軽い馬場も良くない。

-(10)ディープブリランテ
小回り向き。行きたがる気性の馬で、東京ではさすがに失速する。

◎(11)フェノーメノ
3戦目で底知れぬ底力&持続力を披露し、大物の予感を感じさせた。前々走の弥生賞は完全な乗りヘグリでノーカウント、前走の青葉賞では力を証明。正直、この青葉賞勝ちで上位人気確実と思っていたが、意外なほど人気がなく、俄然妙味が出てきた。長め柔らかめの繋で、軽い馬場への適性も高そうだし、人気のワールドエースと違い位置を取れる脚質なので安定感もある。中間は究極の仕上げにも思えるもので、大きく勝負したい。

×(12)トリップ
軽い芝への適性は高く、ここまで人気がないなら抑えておいて損はない。

×(13)クラレント
軽い芝への適性高いし、直線長いコースも得意。人気も無いし、抑えておきたい。

△(14)トーセンホマレボシ
前走の京都新聞杯は、前傾ラップを番手で流れに乗り抜けだし、時計も優秀でかなり強い競馬。反動が心配されたが、中間の状態を見る限り、むしろ上向いている感さえある。何より、ウィリアムズ騎手が2歳チャンピオンを断ってこちらを選択したのは、状態面に問題ないと判断したからだろう。ただ、繋がやや硬めで前走は高速馬場をこなしたが、本質的にはもう少し時計が掛かった方が良い可能性がある。直線の坂で前走よりは負荷が掛かるので終いに脚が鈍る可能性がある。相手候補までとしたい。

-(15)ブライトライン
今の軽い馬場では良さがでない。

-(16)モンストール
距離はマイルまで。

○(17)グランデッツァ
元来、軽い芝得意の馬。長く脚を使える持続力が武器で東京も合うし、得意とは言えない道悪皐月賞の敗戦でここまで人気を落とすなら、積極的に狙って行きたい。

-(18)アルフレード
距離が心配な馬が、大外枠で更にロスがある。さすがに買えない。



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